石川県女性センターで開催された「子育てサミットin石川 〜支援者の思いを紡ぐ〜」に参加させていただきました。
いしかわ子育て支援財団の事業で、主催は、”NPO法人子育て支援さくらっこ”さんです。
県内の子育て支援者団体、その他行政の方や子育てに関わる方が集まっておられました。
コーディネーターは、発創デザイン研究室の冨永良史氏。
第1部は、県内で活動する5つの団体からそれぞれの代表が、”活動を支えている想い”や、その”エネルギー源”について語られました。それから、困難を乗り越えたエピソードなども・・・・。
かもママの代表も、もちろん、熱く、語りましたよ。
第2部は、グループ討論だったのですが、今回はじめて”ワールド・カフェ”なるものを経験させていただきました。
ロールプレイとか、ワークショップとかの形式は、研修会ではおなじみの昨今ですが・・・・
このワールド・カフェ。
1995年に開発・提唱されたものなのだそうです。
言葉通りカフェのような雰囲気の中で話し合いが進められていきます。
テーブルごとにお花と、飲み物お菓子もセッティングされています。
1つのテーブルには4〜5人の少人数が座り、テーマにそって話し合います。
テーブルに置かれているトーキングオブジェ(今回はぐりぐらやノンタンなど可愛いぬいぐるみ)を持っている人が発言します。
いい感じで、”ぐら”がみんなの手を順番に回ったり、”ぐら”のとりあいっこになったりします。
テーブル一面には白い紙が敷かれていて、テーマを書き込んだ後は、参加者それぞれがペンを持ち、話の内容や感じたことなどを、ワールドワイドに(?)書き込んでいきます。
20分ほど話し合ったら、テーブルのカフェオーナー1名を残して他のメンバーは飲み物とお菓子を持ってばらばらに移動し、新しいテーブルにつきます。
そこでまた、そのテーブルに書き込まれた言葉や、カフェオーナーが伝える、前のテーブルの話し合いの内容をもとに、話し合い、話しの内容やキーワードを書き込んだりしていきます。
そして、またもとのテーブルに戻り(テーブルの移動を3回繰り返すのが正式のようです)意見をまとめます。
そして、会場のすべてのテーブルのメンバーで、そのまとめを共有します。
結論は出なくても、ざっくばらんにアイデアを出し合い、広く意見交換するのがワールド・カフェの目的のようです。
第1部で出た”活動を支えている想い”や”エネルギー源”は、必要としてくれている人の「笑顔」や「ありがとう」の言葉、仲間や団体に関わる人すべてへの感謝の気持ちなどの他、「自分の為でもある」という言葉が印象的でした。 コーディネーターの冨永氏も、利己主義も突き詰めれば無限に広がるのかもしれないと話されました。
第1部のキーワードをもとにした第2部では、スタッフ間の温度差やリーダーとの関わりなどについて話し合った結果、団体の中で意見の食い違いがあっても、多少のもめごとや小さな傷は、仲間づくりの始まりでもある。温度差が生じるのはそれぞれに考えを持って活動している証拠・・・などなど、その他、 現場での利用者さんとの関わり方のアドバイスなど、たくさんの声が上げられていました。
参加してみて、とてもいい研修会でした。
第2部の最初のテーブルで話した悩みに、同じテーブルの方から様々な考えを聞くことができ、テーブル移動後に最初のテーブルに戻ってみると、最初に書き込んだ悩みに対するアドバイスが書き込まれていて、その言葉にもまた励まされました。
直接話した相手ではないけれど、その場に参加しているどなたかからの言葉も目にすることができ、多くの意見を得たという実感。
それがこのワールド・カフェのいいところなのかも知れませんね。
おまけ
最後のくじびきで・・・ 参加賞↓も頂きました〜。ラッキー(^o^)?